映画『少女』のこと。
2016年 10月 15日
ブログでは、
インタビューでお話できなかったり、
コメント書いたけれど発表されなかったものを
インタビューでお話できなかったり、
コメント書いたけれど発表されなかったものを
載せています。
今回は
真剣佑さんと稲垣吾郎さんについて。
真剣佑さんについて。
「初めてお会いした時、目が光りに満ちていて、作品に取り組みたいという意欲が漲っていました。わたしは渇望している人が好きなんです(笑)。現場でも、何度も何度も芝居を作り挑んでくれ、自分の撮影が終わっても現場にいて何かをつかみ取ろうとしていました。影から光りのあるところに移動して芝居する効果について話したとき、瞳孔が開き、彼の瞳がこの世界を包んでしまうかと思うほどでした。非常に知的欲求の強い少年=牧瀬を高らかに演じてくれたと思います」
稲垣吾郎さんについて。
「稲垣さんには、多くの映画好きの方がそうであったように、三池崇史監督の『十三人の刺客』で魅了され、舞台でベートーベンを演じられている姿も、澄んだ湖に火柱が上がったように美しく儚く心奪われました。この方に、‘普通の男が幸せを失い傷つきながらも、淡々と受け入れて生きる姿”を演じていただけたら、とお願いいたしました。稲垣さんとは、髪型から自転車の漕ぎ方まで、いかに普通の男に見せられるか細かく打ち合わせして高雄のキャラを作る旅をしました。自分勝手な女子高生たちの前で、また、悪意に満ちた人達の中で、この映画の中では、ただ一人、思慮深く、いまの日本に欠けていると思われる〝寛大さ〝と〝赦す(ゆるす)ことを知る人〝を表現してもらえたと思います。」
真剣佑さんについて。
「初めてお会いした時、目が光りに満ちていて、作品に取り組みたいという意欲が漲っていました。わたしは渇望している人が好きなんです(笑)。現場でも、何度も何度も芝居を作り挑んでくれ、自分の撮影が終わっても現場にいて何かをつかみ取ろうとしていました。影から光りのあるところに移動して芝居する効果について話したとき、瞳孔が開き、彼の瞳がこの世界を包んでしまうかと思うほどでした。非常に知的欲求の強い少年=牧瀬を高らかに演じてくれたと思います」
稲垣吾郎さんについて。
「稲垣さんには、多くの映画好きの方がそうであったように、三池崇史監督の『十三人の刺客』で魅了され、舞台でベートーベンを演じられている姿も、澄んだ湖に火柱が上がったように美しく儚く心奪われました。この方に、‘普通の男が幸せを失い傷つきながらも、淡々と受け入れて生きる姿”を演じていただけたら、とお願いいたしました。稲垣さんとは、髪型から自転車の漕ぎ方まで、いかに普通の男に見せられるか細かく打ち合わせして高雄のキャラを作る旅をしました。自分勝手な女子高生たちの前で、また、悪意に満ちた人達の中で、この映画の中では、ただ一人、思慮深く、いまの日本に欠けていると思われる〝寛大さ〝と〝赦す(ゆるす)ことを知る人〝を表現してもらえたと思います。」
三島有紀子
by yukikomishimafilm
| 2016-10-15 20:58
| 三島の幸せ(もの・こと・ひと)