映画を作っています。監督・三島有紀子のブログです。ここから、しなやかな、楽しい、いろんな広がりが見えてくるといいな、と、思っております。


by yukikomishimafilm
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カテゴリ:*ありがたいできごと( 107 )

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©「繕い裁つ人」製作委員会

今は亡き父親の持っていたスーツは、
数がとても限られていました。

冬物○着、夏物○着、合もの○着、喪服用スーツそしてタキシード。
といった具合です。

そのすべてを神戸のテーラーさんに誂えてもらっていました。
つるしの服はしっくりこないと言いながら
すべてオーダーメイド。その代わり数はありません。
そして、結婚の時に作ったタキシードを死ぬまで
着ていました。

父の、生地や職人さんに対する敬意は大層なもので
私は小さい頃から縫い目やボタンホール、こまごまとした部分を見せられていました。
そんな職人の仕事が盛り込まれた服を
「いい仕事をしていらっしゃる」と誇らしげに着ていたのを覚えています。
ですから、私にも
「良い服を四着持っていれば
どこに出ても恥ずかしくない」と
口癖のように語っていました。

そんな中で、いつか仕立て屋の映画を作りたい
と自分でいろんなオリジナルストーリーを
描いていました。
そんなとき、池辺葵さんが描かれた「繕い裁つ人」という漫画に出会いました。
2010年春、主人公である市江のミシンを踏む横顔が頭から離れませんでした。潔く静謐で清らか。
その人のためだけに一生添い遂げられる服をひと針ひと針大切に作る。
服には作り手の想いが込められていく。
私は、市江の生き様に強烈に寄り添いたくなったのです。

その映画がおかげさまで
2014年
3月1日にクランクインして
3月16日にクランクアップしました。

神戸、川西の皆さん、そしてスタッフキャストとともにひたすら走りきりました。

本当に本当にありがとうございました!

ここ。(←クリック)
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by yukikomishimafilm | 2014-03-19 19:39 | *ありがたいできごと
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Here's to the New Year ! Cheers !

空を見上げている人も
うつむいてとぼとぼと歩いている人も
腹を揺すって哄笑している人も
泣きながら寝ている人も
微笑みながら誰かを(何かを)見つめている人も

とにかく、今年を迎えられてよかったなーって思いませんか。

三島有紀子もみなさまのおかげで
なんとか生きております。
ありがとうございます。

今年もきっと、
悔しさで眠れない日々も
悲しくて震える日も来ますよ(笑)
でもきっと、昨年みたいに
すべてがこの日のためにあったんだと涙がこぼれる瞬間や
ああこの人と出会ってよかったと
この人がいてくれてよかったと
抱きしめたくなる瞬間や(恋愛ではなく、、、)
美しさに息をのむ瞬間や
言われた一言に思わず破顔する瞬間や
大変な状況を一緒に乗り越えて乾杯できる瞬間、

そんな日も来ます。

どっちも来るから覚悟してね、といつも自分に言いながら新しい年を迎えます。(笑)

いよいよ今年は、いま大切に思っていることをつめこんだ映画『ぶどうのなみだ』が公開になります。
しっかり完成させ、そして次に発信したいものに集中したいと思います!

今こうして生きているのは、今ここにあるものは、
すべて遠い遠い昔からの積み重ねの上にあるように思います。
たくさんの命の積み重ねがあり、いろんな想いの積み重ねがあり、
そして今を生きる私達がいて、
私達は未来に、さまざまな想いをバトンして行きます。
まさに、pass the batonです。
「今」だけではなく、「遥か遠い昔から遥か遠い未来まで」の長い長い時の流れの中で
たまたま今、自分が生きて立っている、そういうことがとても大切に思われます。

そして、今を生きる自分しか出来ないことは、
心してバトンを受け取って
「今生きる人へ 100年先に生きる人へ
届くものを作る」です。

Here's to the New Year !  Cheers !
今年も
そしてずっと
どうぞよろしくお願いします!

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by yukikomishimafilm | 2014-01-08 22:34 | *ありがたいできごと
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おかげさまで、昨夜、映画「ぶどうのなみだ(仮)」
(出演・大泉洋 安藤裕子 染谷将太 ほか)
の秋編(少しだけ冬に撮影があります)の撮影をアップすることができました!
撮りきれたことに、まずはホッとしています。

お疲れさまでした!

総勢50名の戦友とともに戦った時間。
作品に愛情があり、才能豊かなスタッフと撮影できたこと、
素晴らしいキャストとそれぞれの役(人間)について考えていけたこと、
人間の心に寄り添って考える演出部、
北海道の偉大な大自然、土と空と光と木、
空知の人々の大きくてあたたかい御協力、

そして、
いま、自分がここにいられること、

すべてに感謝したい気持ちです。

ありがとうございます。

       三島有紀子

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by yukikomishimafilm | 2013-10-13 14:44 | *ありがたいできごと
映像では入らなかったけれど、
写真でおすそわけ。
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by yukikomishimafilm | 2013-09-27 03:39 | *ありがたいできごと

撮休。

撮休。

午前、たまったドロドロの洗濯する。
午後、これから撮影する現場下見。

こないだの撮休は、みんなで焼き肉食べに行ったけど
今日はお勉強しつつ
残った時間で
映画「天国の日々」見直す。
しびれる。←馬鹿。笑
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とりあえず
みんなが体を休められますよーに。
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by yukikomishimafilm | 2013-09-25 22:21 | *ありがたいできごと
夜明け頃、
まもなく始まる激しい時間を前にして
気持ちを鎮めるため、パラパラと宮沢賢治を読んでいた。
すると、ぽろぽろと涙がこぼれる。
ああ、この言葉たちは間違いなく私の礎になってる。なあ。

「さあ、切符をしっかり持っておいで。
お前はもう夢の中の鉄道の中でなしに
本当の世界の火やはげしい波の中を
大股にまっすぐあるいて行かなければいけない。
天の川のなかでたった一つの
ほんとうのその切符を
決しておまえはなくしてはいけない」~銀河鉄道の夜

「もしおまへが
よく聞いてくれ
ひとりのやさしい娘をおもふやうになるそのとき
おまへに無数の影と光の像があらはれる
おまへはそれを音にするのだ
みんなが町で暮らしたり
一日あそんでいるときに
おまへはひとりであの石原の草を刈る
そのさびしさでおまへは音をつくるのだ
多くの侮辱や窮乏の
それらを噛んで歌ふのだ」~告別

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by yukikomishimafilm | 2013-09-08 15:36 | *ありがたいできごと

2012.12.24

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『しあわせのパン』が上映されてから
「幸せってなんですか?」
とよく聞かれます。
映画の中でも書きましたが
「しあわせってなんなのか、私にはまだわかりません。
でも私は決めました。○○することを」。
そうなんです。だからいまでも答えは出ていません。
わからないけど、でもどう生きるか決める、ということなのではないかなと思うのです。

ただ、もしかしたら、これはいい暮らしだなーと思うのが

スキナトキニ、スキナコトヲ。です。

好きな時に好きなものを作って
好きな時に好きな場所へ行けたり
好きな時に好きな人達といたり
好きな時に好きなものを食べたり。
そして・・・まわりの人達が喜んでいる。

そのためには
自由と健康と
なんらかの技術と
ちょっとだけお金が要りますよね。
好きなものを人達をちゃんと愛して行くということも必要です。
捨てることも必要です。
喜んでいただくための、
そのための努力、変らずしたいと思っています。

みなさまが
素敵な時間をお過しになられますよう心からお祈りもうしあげます。


Merry  Christmas for you! 

2012.12.24


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※上の写真は素敵な友人が手作りしたクリスマスリースです。
彼女に教えられたことがたくさんあります。

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by yukikomishimafilm | 2012-12-24 12:25 | *ありがたいできごと
森のカフェフェス in ニセコ
トークイベントによんで頂きました。
実はその朝まで撮影をしていて
そのまま羽田空港に送ってもらい、
飛行機に乗って
ニセコへ。

つくと、緑が広がる森の世界。
原田知世さんと伊藤ゴローさんのライブを見て
珈琲のんで、お菓子食べて。
「しあわせのパン」チームや
フードスタイリストのたかはしようこさんにもお会い出来ました。

夜。たくさんの方にお越し頂けて会場に出た瞬間
「わあ」としあわせに感じました。ありがとうございます。
そしてそして
「しあわせのパン」トークイベントで話していたら
監督へ知世さんからサプライズがあります!と言われ…
突然始まった
知世さんの歌う「ひとつだけ」!
しかもギターは伊藤ゴローさん。
素敵すぎましたよね〜。

生きててよかった!

イベント自体がとても
ニセコという場所に合っていて
ほんとに美しい時間を過ごせました。
ありがとうございます。
ここ。(←クリック)


この写真は記念に撮影。
ゴローさん、知世さん、そしてわたし。撮影者はエド・ツワキさんです〜
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by yukikomishimafilm | 2012-07-13 07:59 | *ありがたいできごと
『「ひとりぽっちの」の会長にしてあげる。わたしは副会長ね』

そう言ったのは、映画「しあわせのパン」で撮影させてもらった
ツキウラにあるカフェの女性Nさんだった。
Nさんとは、撮影前から撮影中そしてその後もずっと友達でいてくれる
「ひとりぽっち」仲間である。
そのNさんが私にぴったりの絵本がある、とプレゼントしてくれたのが

ささきまきさんの『やっぱりおおかみ』

だった。


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「おおかみは もういないと みんな おもっていますが 
ほんとうは いっぴきだけ いきのこっていたのです 
(中略)
ひとりぽっちのオオカミは、なかまをさがして 
まいにち うろついています」。

じぶんに似た生き物を探してもいなくって、「け」と言ってはまた別の場所。
うさぎやブタやしかは、たくさん仲間が集まってずいぶんと楽しそう。
でも、オオカミはうさぎにもブタにもしかにもなれない。

…その絵本のプレゼントに思わず口元が緩んだ。
けど、何度か読んでいるうちに、気づいたのだ。

ぶたがたくさん集まったマーケットをのぞいたときの黒い影のような小さなオオカミ。
「あ、わたし、これ見たことがある」。

そして、先日実家に戻って父親の書斎にもぐりこんだ。
主であった父親を失った書斎はひっそりとしているのに、
生き物がそこここに埋もれているように思えた。
引き出しの中、本棚の隙間、木箱の奥、
誰とも似ていないまったくちがう生き物がきっとここには潜んでいる。
小さい頃、この部屋で、わたしはたった一人なんだと思っていた。
本だけに囲まれて、灯りがぼんやりとついたこの部屋に座ると、急に楽になったのを覚えている。
でもそれは、きっと、ひとりぽっちを受け入れたたくさんの生き物たちが潜んでいたからだ。

そして、
とうとう
見つけたのだ。

本棚の奥に。
『やっぱりおおかみ』。
わたしは、この本をちゃんと通過していた。

Nさんといる時間は、きっとこの書斎にいる感覚に近い。ひとりぽっちが集まっている。

絵本の最後にこう書いてあって、わたしはほくそ笑んだ。

「やっぱりおれはおおかみだもんな。
おおかみとして いきるしかないよ。
   け。
そう思うと 
なんだか ふしぎにゆかいな気持ちになって来ました。」
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by yukikomishimafilm | 2012-03-24 12:42 | *ありがたいできごと
本日
NHK ラジオ第一放送(全国放送)
『ラジオビタミン』
   ときめきインタピュー
に呼んで頂きました。

「映画を撮りたい」と言って
8年程前にNHKを辞めて
久しぶりに行った渋谷放送センターの建物は
慣れ親しんだ場所でしたが、とてもキラキラ見えました。

そして、
先輩や同期がスタジオに応援に来てくれて
本当にありがたかったです。

そしてそして、
この放送を聞いてくださった皆様、
ありがとうございます。

映画「しあわせのパン」の感想や
放送の感想、
小説の感想
そして質問など
メールや手書きのFAXで
送ってくださったのを見たとき、
本当に聞いてくださっているお一人お一人が
見えた気がいたしました。

貴重なお時間をありがとうございました。


     三島有紀子

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※写真はMCの村上さんと神崎さんと一緒に。とても優しいお二人でした。
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by yukikomishimafilm | 2012-02-27 23:07 | *ありがたいできごと