映画を作っています。監督・三島有紀子の公式ブログです。ここから、しなやかな、楽しい、いろんな広がりが見えてくるといいな、と、思っております。


by yukikomishimafilm
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最近幸せだった事

○以前からこの人の作るドラマは全部好きだ!と思っている方から
作品の感想メールが来た!第一声

面白かったーーー!!

とのこと。何年もその人のドラマを見て来てこういう日が来るとは・・・
嬉しいです。

○映画「親切なクムジャさん」
ちょっと前に見ました。
これ、DVDでやっと見たんですが
いいです!

人間の本質が見える瞬間をうまく設定してるし
色の使い方も美しいです。

自分の子供が誘拐されて殺されたシーンをビデオで見せられる
親たち。
その親たちが復讐として犯人を順番に刺すシーンで
全員が雨カッパというかあのコンビニで売っているような安いカッパを着て
並んで座っているカットが素晴らしいです。
これが人間です。

○ドキュメンタリーNHK「世界遺産 アウシュビッツ・広島原爆ドーム」
眠れなくて起きてたら番組が始まりました。目が離せなって最後まで見てしまう。
テレビにはこういう出会いがあるのです。

アウシュビッツから逃げて来た若者(現86歳)を
当時14歳の少女がかくまい助けた話の後
彼はこう語る。
「人間が信じられるか。その問いは 彼女の存在が答えてくれます」と。
あれだけの絶望を味わった人だから言える 台詞。心にぐさりと刺さりました。
彼らは 人間とは何かを問い続け
表情は 崇高な 哲学家か宗教家のようでした。

○園子温 「愛のむきだし」

これはまた、ある人から「必見!!」と言われて見に行った映画。
そして知り合いの役者さんが出ている事もあり見に行った。

4時間やで。いまどきシネコンやらなんやら意識する時代に
4時間(笑)

面白かったー!!!

それこそ 怒濤の4時間。

盗撮も勃起も変態も全て愛に浄化した物語。

主役の魅力も大きくて
全然拒絶反応がおこらないんですよ。

愛をむきだしにしていこうと思いましたね。
見終わったら。

全く思うつぼです。笑。

間違いなく自分の中の基準を問われる映画です。

見てよかった。教えてくださった方に感謝です。ありがとうございます。
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by yukikomishimafilm | 2009-03-28 13:02 | 三島の幸せ(もの・こと・ひと)
○映画「ダウト」
文学座公演の芝居がものすごくよかっただけに
映画は おしい!!!
役者の皆様は素晴らしいです。
でも映像化するということは写実なので
舞台では
こちらが想像していた 表情 光景がリアルになってしまい、
タイトルでもある「疑い」の振幅が狭くなってしまったというのが正直な感想です。

○ポツドール「愛の渦」
これが、トップスで見る最後の芝居かあ・・・と
感慨深かった。

○モダンスイマーズ「トワイライツ」
いい戯曲です。

○グリング「吸血鬼」
東電OL事件、これをテーマに自分も公演をしたことがあるので
必見だった。といっても脚本家のMさんが教えてくれたんですよね!
見てよかったです。ありがとうございます。

○映画「ヤッターマン」(知り合いのスタッフが参加してました)
あるポイントでめっちゃ笑ったんですが。
この作品に参加した関西人の女性 Iさんも全く同じところで笑ったそうです。
さて、どこでしょう。

○映画「GOEMON」(試写)
橋之助さん演じる信長の十八番「人間五十年〜♪」が美しかったです。

○映画「007 カジノロワイヤル」(DVD)
人間臭い、ボンドは好きでした。
アクションシーンが
なにがどうなっているのか すでに全然わからない。笑。
最近のわりはこういうのが流行みたいです。
でもおもしろいです。

○映画「007 慰めの報酬」
こちらは、後編みたいな感じなので
見に行かれる方は カジノロワイヤルを見てからの方が
いいと思います。
チケット、役者の山本享さんからいただきました。
ありがとうございます。

○ブルースカイ作・演出「この世界から消える魔球」
久しぶりのブルースカイさんの世界を堪能。
笑ったなー。
この間、ご一緒した池谷のぶえさん やはりかなりおもしろかったです。

○パルコ劇場「ストーン夫人のローマの春」
江波杏子さん、麻実れいさん、特に素敵です。
映画「華麗なる恋の舞台で」(原作・モーム「劇場」)と比べてみると
さらに作家の違いが出ておもしろいかも。

○本 角田光代・著「森に眠る魚」
これは、これは、最近の文化部活動の中で
ダントツ一位です。
文京区の音羽事件がベースになっています。
ある、女性のプロデューサーの方が貸してくださったのですが
ほんと、いいです。
構成、がね。
作者の言いたかった事や 考察が 構成で見事にわかるという本です。
ネタバレになるので多くは語れませんが 女たちが何に追い立てられているか、
つぶさに表現されています。

しかし、角田さん大好きです。
「8日目の蝉」も素晴らしかったですが
心がえぐられて
でも一筋の希望を絶対に与えてくれる。
それも、簡潔な言葉で。
そして、登場人物の行動で。

テクニックと魂
両方持っている人だと本当に思います。

○映画「ヘドウィッグ&アングリーインチ」(DVD 18回目くらいですが見ました)
この映画は、
私の心が折れそうになったら登場する 映画のひとつです。笑。
もちろん黒澤明監督の「生きる」もそうです。

自分のかけている部分を埋めてくれる‘片割れ”を探し求めて(プラトンですね)苦しんでいる主人公が、
別に誰かがいなくても自分という存在は完結していることを知り
そこから人に与える事ができていくというお話ですね。

日本では
舞台も上演されていて私は山本耕史さんのを見に行きました。
これもよかったです。

まあ、ある映画の脚本を書きながら
演出の仕事もしながら
結構ガンバつて 文化部活動してると
ほめてあげたいです。笑。

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by yukikomishimafilm | 2009-03-20 01:44 | 三島の関心空間

 N E W S !

○2009年3月14日

監督したTVドラマが放送されます。
「妄想姉妹~文學という名のもとに~」(主演・吉瀬美智子 紺野まひる 高橋真唯)。

監督した第9話  樋口一葉「にごりえ」(三浦誠己 長谷川博己 池谷のぶえ 直林真里奈 四條久美子 河野真子(劇団オッセルズ主宰)ほかのみなさん)

が14日放送です。
ぜひ見てみてください。24時55分から日本テレビです!

<御礼>
2月28日放送の第7話  江戸川乱歩「お勢登場」(高橋和也)は無事オンエアされました。
いままでご一緒した役者の皆様やスタッフの皆様、友達・・・・たくさんの方が感想をくださいました。少しの時間も惜しいという時代に見ていただけただけでもありがたいです。
お忙しい中本当にありがとうございました。


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○2009年2月25日発売 「LOVE CINEMA」(キネマ旬報社刊行)

『ニッポンの監督がすすめる厳選オススメ』の中に

三島有紀子が記事を書いています。

これは、DVDで見れる
この春にお勧めの映画!というお題です。

私が推薦したのは『オアシス』(イ・チャンドン監督)です。

是非ぷらっと立ち読んでみてください。
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by yukikomishimafilm | 2009-03-14 01:25

次に見たい映画はダウト


ずいぶん前に見たんですが

「ダウト DOUBT −疑いをめぐる寓話−」
というお芝居を見ました。

2004年にオフ・ブロードウェイで開幕、
その後オン・ブロードウェイへと1年半にわたり
525ステージの記録的ロングランを続け、
2005年にトニー賞最優秀作品賞とピューリッツァー賞を受賞した話題作、
らしいです。←受け売り。笑。

あらすじは・・・・
1964年。
NYブロンクスにある厳格なミッション・スクール。
ある神父が、
学校初の黒人生徒と礼拝堂で二人きりになったという話を
聞いた校長の心に生まれた「疑い」から始まるんですが・・・
そこで何があったのか真実はどうだったのか、みたいな話。

いやーーーーーーつくづく

「正義者、偽善者、確信を持てない者、生きていくという生活する者」
この四人が常に心の中にいててね、
格闘しているのが人間の心かもしれないと
思いましたなーーー。

この4つが私の中でも
優先順位を奪い合ってるもんなあ、と思う。


そんなことをいろいろ考えさせてくる
本当によくできた戯曲でした。

さて、それが映画化されたので
近々見に行こうと思います。
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by yukikomishimafilm | 2009-03-08 00:10
クリント・イーストウッド監督の「チェンジリング」。

多くは語りません。

ぜひとも見ていただきたい作品です。

この人は、この人は、本当に 

人間の根幹となるものから絶対にぶれない人だと思います。

映画を見た後、とてもずっと会いたかった人に会ったのですが

あまりの衝撃にしばしぼーっとしてしまった私です。すみません・・・。

とにかく、見てください。
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by yukikomishimafilm | 2009-03-07 20:51 | 三島の関心空間

calling you

今日は珍しく 家で缶ビールをあけ、calling you を聞いている。

たまには、自分が何を愛しているのか再確認する時間が必要だ。

映画はもちろん。

人と人の手によって作られた、美しいものすべてを愛している。

でももっと具体的な言葉で示してくれたのが

美術解剖学学者の布施英利さんだ。

「美術は 100年後の人を救おうとしている」。

もちろん、これは 今の人を救わなくてよいという意味ではない。

100年後の人を救う事を考えれば つまりそこに照準を合わせれば

今の人も救う事もあるのだ。

でも、今救えなくても100年後救えると信じて創作するのが美術だと語る。

だからなのだ、私は美術、(いや芸術と置き換えていいだろう)芸術を愛している。

そして、布施英利さんは
「じゃその美術と言うものの中であなたは何をしているんですか」という問いに
こう答えた。

「僕は、美術の下僕です」と。笑。こんな素敵な言葉があるだろうか。

とどのつまり

私は、愛と 芸術を大切に想っている。

こんなことは、ビールを飲みながらでないと書けない。

下僕として、生きていこうと思うのだ。

100年後の 誰かに向けて、 calling you....

そう、この考え方は
去年書いた「世界がお前を呼ばないなら」という脚本につながっていく訳です。

作らないとね。

あの映画は。

しっかりしなくてはね。

自分が。

そんなことをビール飲みながらぼーっと書いています。

雪はやんで しんとした夜です。

PS 
今日はともさかりえさんとお仕事させてもらいました。
あまりの芝居のうまさに いろんな物語のイメージが膨らみました。
こんな役やってほしい・・・とか。
ほんと、素敵な役者さんでした。

そして、今までご一緒した役者さんやスタッフや友達から
作品の感想をたくさん頂いて本当にありがたいです。ありがとうございます。
少しの時間が惜しいという時代に、見ていただけた事だけでも感謝です。

おやすみなさい。酔っぱらってます。明日冷静に読んで、
このブログは消えているかもしれません。笑。

bonne nuit!
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by yukikomishimafilm | 2009-03-04 03:58 | 三島の幸せ(もの・こと・ひと)