映画を作っています。監督・三島有紀子の公式ブログです。ここから、しなやかな、楽しい、いろんな広がりが見えてくるといいな、と、思っております。


by yukikomishimafilm
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<   2009年 10月 ( 15 )   > この月の画像一覧

オトコの台詞 2

僻地で灯台守りをしている夫婦の会話 です。

妻「世間の人たちだって、あたし達のこと忘れてるわね。
  沖を通る船だって、わたしたちの苦労、知っててくれるのかしら」

夫「誰も知っててくれなくていいさ。俺の苦労はお前が知っててくれる。
  お前の苦労は、俺が知ってるよ」

   映画「喜びも悲しみも幾年月」より

あーーーー、いい台詞だ.

人生で この人が自分を知っていてくれるという人に出会うってすごいことです。

※写真は木下恵介監督の映画「喜びも悲しみも幾年月」

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by yukikomishimafilm | 2009-10-31 02:56 | 三島の関心空間
“感情は、過ぎ去った時、詩が生まれる”

イギリスの作家モームの言葉です。

嬉しいこともつらいことも悲しいことも楽しいことも 怒りでさえ
そのまっただ中にいる時はただ酔うことだけしかできない。

過ぎ去ってそれを思い起こす時、それは詩という つまり何かの表現に変わると述べているのだと思います。

ああ、そうだなあと素直に感じた言葉です。

感情をとても反応よく感じて返せる人を私は、
ずっとうらやましく思っていました。
もちろん今でも感情の受け渡しをうまくできる人はいいなあと思います。
でも、どの感情も詩に変わると思えば なんだか感情に翼がついたように
見えるのです。


もうひとつ

“もしかしたら、絶望と言うのは死ではなく、何も愛せなくなった時にやってくるのではないか”
これもまたモームの文章です。

考えたくない程恐ろしいことではありませんか?
何も愛せなくなる、なんて。

誰も、ではなく、何も・・・です。
つまり自分とか他人とかという人だけではなく、
この本とかこの映画とかこのごはんとかこの音楽とか
この匂いとか、この肌触り・・・とか全てということです。

嗚呼おそろしい。

だからこそ、です。

何か、を愛せている自分は、希望の塊だと思う訳です。
幸せです。笑。


え?なに?これは幸せを確認するブログだったのか?笑。

ではおやすみなさい。
きっと今夜もいい夢を・・・。

※写真は サマセット・モームの「劇場」が原作の映画
「華麗なる恋の舞台で」
ラスト、一人でビールを飲む主人公の姿は秀逸です.

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by yukikomishimafilm | 2009-10-31 02:38 | 三島の関心空間

話が伝わる

自分がどうしてもおもしろいと思ってしまうこと
自分がやっぱり正しいと考えてしまうこと
自分が何がなんでも美しいと思ってしまうこと

それをどうしても伝えたいと思います。

でも、そんなことが伝わることのむつかしさを痛感します。

でも、やはり伝えたいと思います。

これからも それをいくらか理解してくれる人に
近づいて行きたいト思います。

それは、仕事だけではなく。

話が伝わるというのは、とてもとても
貴重で大切なことですよね〜。

※写真は最近 部屋に飾っているポストカード
 月光荘に売っていた 島谷麻華さんの作品
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by yukikomishimafilm | 2009-10-31 02:16 | 三島の関心空間

植田正治という写真家

が好きです。

以前、東映で撮影したとき、キャメラマンにこの人の写真集をプレゼントした。
別に全部このタッチでいこうという意味ではなかったけど
自己紹介みたいなものとして。

したら現場で「植(田)調でいきますか」
みたいな会話が生まれる。

構図も色も好きです。
人生観が見えてくるような写真なら大体好きなんですけど。

好きです。

写真館と砂丘見に鳥取でもいこうかな。

※写真は植田正治さんの作品です.

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by yukikomishimafilm | 2009-10-31 02:05 | 三島の幸せ(もの・こと・ひと)

音作業が終了・・・・

昨日
音作業、MAが終了.

80分のDVDと

それを携帯用に配信するため24話に分割したものと両方作っていました.

今回は 音楽の日下さんと相談して
決めの音楽をヴァイオリンとピアノで録音することに.
それも聞き所のひとつです。

あとは、クレジット作業を残すのみ.

携帯という 今までやったことのないメディアに
どこまで聞こえるのか含めて、結構難問でした.
携帯でみてくれるみなさんは、イヤホンで聴く方が多いらしいんですが
イヤホンじやなくても聞こえないといけないとか
いろんな状況に対応させると言うのが難しいな、と思いました.

でも 新しい表現がひとつ増えたんだなともつくづく思いました。
私自身 いろいろ楽しんで撮っていました.
youtube
も楽しんでる訳ですもん.
なんにせよ、映像な訳ですからね。そりゃおもしろいですよ。

次は、
ものすごくとんがったもの
やってみたいなと思いました。

では、あともう少し
頑張って完成を目指します。
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by yukikomishimafilm | 2009-10-29 13:43 | 三島の仕事
今日は浜町のスタジオでアフレコ.

音仕上げのベテラン浦田さんのおかげで

スムーズに進み、無事終了しました.


編集の加藤さんには 映画館のアナウンスをやってもらって・・・

忙しいのにありがとうございました.

久しぶりに役者陣に会ったけど
みんな いい顔して
やってました。
走る息の時は心拍数をあげてもらって
何度も何度も…。笑。大丈夫だったかな.
情報公開がまだなので何も書けないのが悔しいですが・・・.

帰りに女性プロデューサーUさんが貸してくれた
漫画がおもしろくて、せつなくて 
電車の中、道、二宮金次郎並みに読んで帰りました.
よく、事故に合わなかったと思うくらい。
全然外界の音とか聞こえてません.笑。

夜遅くからは出張で東京に来てた兄貴と大久保「ヘラン」で韓国料理.
水晶板で焼く三段バラ豚肉が最高においししいです。

兄貴は、落ち込んでる話ししている時も
    愚痴の時も
    なぜかいつも楽しそうなおもしろい人です.
今では「大阪のおっさん」ですが
    今でもモテルのはわかります。
この人のこういう しゃべりがうまいところ
         頭の回転がはやい所
    私にも少しわけてくれたら
    いいのになーと思って見てました.笑。

兄貴はかなり成績のいい人でした.
その兄貴が突然 高校を中退して
おカタイ三島家は 大変なことになりました。笑。
10歳離れていた私はまだ6歳でしたが
一度も暴力をふるったことのない紳士的な
父親が兄貴をなぐろうとしたとき
間に立ちはだかって 
父親をにらみつけたらしいんです。
父親は黙って拳をおろしました。
父親が手をあげようとしたのは
たぶんあの時だけだと思います.

兄貴は、
いきなり独立して
アパートで暮らし始め
17歳なのに22歳だと偽って
新地の有名ディスコで働き始めて
支配人までのぼりつめた人です.

その後、
どこかで「学問を学びたい」という衝動にかられたそうで
夜間高校に通いながら大検をするっとパスして
大学に入って、就職して結婚して・・・という人生を送られています.

私は、この人の生き方が
おもしろいなあと思います.
小さい頃、一番影響を受けた人、と言えると思います.
小学生のときルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」を
聞いてたのも兄貴にレコードをもらつたからです。

さて、三段バラ豚肉2人前、チャプチェ、チヂミ、わんさかあるツキダシのお代わり
までもらって
二人で「どう考えても食べ過ぎやろー」と笑ってました.
やっぱり関西弁は 会話が進む.

楽しい時間をありがとう、お兄ちゃん.

あ・・・・お兄ちゃんの写真撮るの忘れたよ.
またね。    

※写真は 小さい頃の私と兄貴.写真が昭和だ(笑)    
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by yukikomishimafilm | 2009-10-22 11:10 | 三島の幸せ(もの・こと・ひと)

念のため!

私は、自殺がいいとは言わないが
基本的には
「死ぬ」自由を人間は持っていると思っている.

やるべきことがなくなったら
自らの命を絶つ事もあるだろう。

そんな想いに駆られる時だって
「あるある」「あるよね〜」と
友人と話していて 笑いあった.

だけどね、生きてるのはたぶんね。
ある先輩がそのまた先輩から聞いた言葉で
こういう言葉があったのだ.
「なんのために生きるのか」
その問いに対して
「念のため」。

いいじゃない。それ。笑。
って思った.

生きてたらいろんなことあるし、
「念のために」生きてないと経験できない.
ああ、今まで生きててよかった。
こんな経験せずにもし死んでたらもったいない。って
思う瞬間 ありますもん。

作品が生まれるとき、はもちろんのこと。

西麻布(このお店以外は行く事のない街(笑))の
goblinゴブリンというお店で
ワイン飲んでるときなんて
「あーー生きててよかった」と思う.笑。

料理はおいしいし、
「こんなワインが飲みたい!」と言えば
そうそうこれっ!というワインが出されてくる.
またお店の鬼塚さんが
素敵に説明してくれるんです.
ブイヤベースのスープで作られた
パスタなんて超おいしい!
私がこのお店に行く時は
必ず大好きなTさんと行くので
私にとっては
また最高に楽しい時間です.
とにかく、いいことがあると、
一緒によろこんでくれる場所、それがゴブリンです.
http://www.goblin.co.jp/

ぜひ、みなさんも ゴブリンに行ってみてください.
旬のお魚のフリットとか、温野菜とか
ワインとか
楽しい凝縮した時間が過ごせます.

この日のTさんの名言.
酔っぱらって 別のお客さんに叫んでた。
「いいから、とことんほれてみろって!」。
素敵です.

※写真は
仲良しのTさんと鬼塚さんと お店にいらっしゃったよっぱらいさん。
ちなみにこの写真を撮った日は三時まで飲んでしまいました.
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by yukikomishimafilm | 2009-10-20 23:18 | 三島の幸せ(もの・こと・ひと)

予告の編集なども終了!

○80分尺の編集があがりました。

予告の編集もあがりあとは、
カラコレとクレジットという作業へと続きます.
その後は、アフレコして
SE確認して音楽確認して
音の仕上げのダビング作業となります。

編集作業は
加藤さんと二人でエンヤコラとやっていました。
編集室が家の近くなので
自転車でぷらっと
たまにはらドーナツを買って
通っていました.
おからいりのおいしいドーナツのおかげで?
太りました.笑。
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加藤さんと、何日か一緒に飲みましたが
映画の話をしてたら止まらない状態.笑。

苦楽を共にした感じでス.
お疲れさまでした!

※写真は予告編集中の加藤ひとみさん。
行定組などの編集チームの一人です.
帰り際に、加藤さんは 
深作さんの「県警対組織暴力」と
戦争映画のパロディ映画「トップシークレット」
のDVDをそっと貸してくれました.笑。素敵です.
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by yukikomishimafilm | 2009-10-16 18:48 | 三島の仕事

素 敵 な 先輩!

今日は大学時代の映研の先輩に20年ぶりに会った.

というのも

いま仕上げている作品で必要な音声作りがあって
(また公開できる時はくわしく書きます)
相談したら

「協力できるのは嬉しい限り」

と快く引き受けてくれた。

しかもお金がないのですけど・・・・
というメールを送ると

「まったく気にせぬよう。ロックでないやつぁロクでナシ。」

と返信が返って来た.

かっこいいぜ。笑。

この先輩は私が大学1年生のとき
映画撮りたくてしょうがなくて入った映研にいた先輩で
そのとき4年生だった.
すでに長尺の8ミリフィルムの作品を撮っていて
作品の人気も高かった.

その先輩は
何かにつけ
私に印象的な言葉を残して行ったように思う.

最初の脚本を書き上げて
淀川で撮影しているとき
先輩は現場に原チャリでやってきて
「いやいやいやいや読みました、これはちゃんと完成させてください」。

そのあと、撮影場所を移動するために
淀川の河川敷で
原チャリの後ろにのっけてもらったら
思いっきりこけたし。笑。

それから、なんかの打ち上げでみんなで飲んで
大騒ぎして
5、6人で先輩の家で雑魚寝したこともある。

好きな本.
好きな音楽.
好きな写真。
好きな映画
すべては 先輩の好きなもので埋め尽くされていた部屋.

あのとき、私は、思ったのだ.
「そうだ。人は好きなものに囲まれて生きるべきだ」と。

まだ十代だった私は、
自分の好きなものを
まだ選びきれていなかった。

だからいま、こうして
好きなものだけに囲まれた部屋になってしまったのは
この先輩のせいなのだ。

ちなみに
そんとき、部屋には大きな清志郎さんと撮った写真と
キョンキョンと撮った写真が飾られてました.笑。

そして、
大学生活の中で
自主映画を撮らない日々を送っていたとき
偶然 街で出会った先輩に
「eye of the tigerがどっかいってしまったんじゃない。三島さん。
・・・・いやいやいやいや それも人生です」
と言われ ロッキーの映画に出てくる台詞なんかに
なんか、くやしいやらなんやら。
心の奥底に重い石を投げられた気がしたのでした.

撮り続けようと
やっぱり思ったんですよね.
こんとき。

そしてもうひとつ、私の生き方に深く影響した
とても印象深い言葉があるけど
それは秘密です.笑。


そんな先輩と20年ぶりに会って
純喫茶で
ドライカレー食べながら
今回のお願いをして
映画の話をして

私は編集室へむかった。
分割の編集もなんとなく形に
なって、今日はいい日だった.

※ちなみに写真は、その素敵な先輩.
この方は「忌野地図」という本を書かれている方で
FM802の音楽番組を演出している方です.
そして当然映画「レスラー」と「グラン・トリノ」が好きな人です。
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by yukikomishimafilm | 2009-10-13 01:18 | 三島の幸せ(もの・こと・ひと)
今日は一本化の目処が少しついたので
編集の加藤さま(クリスティーナ・リッチ似)と一杯のワインで乾杯.

明日から
分割作業と予告の作業に
入ります.

四時間ほど
延々と
映画の話がつづいて。
楽しい時間でした.

若いのに古い映画もたくさん知っていて
おもしろい。

とりあえず今年はやっぱ「グラントリノ」!
ってことで。笑。

また明日からひきつづきがんばりましょう。
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by yukikomishimafilm | 2009-10-09 00:57 | 三島の仕事