映画を作っています。監督・三島有紀子の公式ブログです。ここから、しなやかな、楽しい、いろんな広がりが見えてくるといいな、と、思っております。


by yukikomishimafilm
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最近
『マイキー&ニッキー/裏切りのメロディ』(監督・脚本 エレイン・メイ)と『炎上』(監督・市川崑)を見直しました。

『マイキー&ニッキー/裏切りのメロディ』は、
ピーター・フォークと俳優として出演しているジョン・カサヴェテスの
二人芝居を見るような たった一晩の物語です。
映画の中で、二人ともまともじゃないし どうしようもないです。が、いい男です。
いい芝居です。表情がたまらないのです。
二人のいい役者と いい物語があれば お金をそんなにかけなくても
こんなにいい映画ができる、ということを証明してくれる映画です。
ちなみにこの映画はDVDになっていないので、私自身はすっごい 高い料金(映画の10倍)でビデオを買いました。涙。
買う時、ほんと、汗かきました。

それがなんとなんとなんと、 
2010年春、渋谷ユーロスペースで上映されるとの情報を知りました。
みなさま是非!
仕掛人は シロウズの松田さんらしいです。素敵。 
(実は また見てしまいました。21日に 試写会があったので観てきました。
いつもはビデオなので、初めて映画館で、見れました。
スローラーナーさんやシロウズさんの熱意で、上映となったそうです。ありがとうございます)
 
『炎上』は 
一人のどもりの青年が金閣寺の美しさに魅了され、それを燃やすまでの物語。
原作は三島由紀夫さんの「金閣寺」で名文ですよね。  
主人公は、市川雷蔵さんが演じてらっしゃいます。
ひとつひとつ抑圧されていき,それはまるで 濡れた和紙を重ねていくように。
スパークする その瞬間。
どんな行動をとって、そしてその結果 彼は何を見たのか,

そんな映画はやっぱり 好きだ、と思いました。
ちなみに市川崑監督の『鍵』をこよなく愛するミシマとしては、中村雁治郎さんもたまらないです。


さてさて、毎日、やることがいっぱいで
バタバタです。なんかねえ。
あーー 北海道の洞爺に行きたいです。
撮影場所としてお借りしているカフェの珈琲飲んで、パン食べたいなあ。


最近見た映画…
「ヘヴンズストーリー」(監督・瀬々敬久)4時間38分。
自分たちの撮りたい映画をきちんと 撮ってるひとたち、監督もプロテューサーも役者もスタッフもひとつになること そしてそれで生まれた映画。素晴らしいです。
       
「行きずりの街」(監督・阪本順治) 私は,阪本さんの映画を愛しています。
「ヘヴン」(監督・トム・ティクヴァ) DVD。
        
ここんとこ見た舞台…
第三エロチカ「新宿八犬伝」(有薗芳記さんが出演してらっしゃいました)
渋ハチプロデュース 「ストックホルム」(役者の高橋努さんが作・演出です。岩井七世さんも出演されていました)
ニコルソンズ「モンローは行方不明」(映画「悪夢のエレベーター」の原作の木下半太さんの劇団です。久しぶりにかなりの大阪ノリに 大笑いして 幸せでした)
「そのとき橋には誰もいなかった」(東亜優さんが出演されていました)  
スパイス・ガーデン「シャッフル」(アットムービーさんの劇団です。まじでウケました!)

※写真は「裏切りのメロディ」
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by yukikomishimafilm | 2010-11-14 22:50 | 三島の関心空間

パリの風

今日打ち合わせをした女性プロデューサーが
パリ、に行って来たとの事。

それでお土産に、いただきました、これ。

小豆色の細いゴムになっていて
着けたりはずしたりが 簡単で
しかも いい色。

お気に入りになりました。

ありがとうございます。

※最近見た映画「Lost paradise in Tokyo」 やっと観れました。
 
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by yukikomishimafilm | 2010-11-02 00:38 | 三島の幸せ(もの・こと・ひと)
私、恥ずかしながらファンレターを書いた事があります。

小学生の時、
「あなたの作品に感動しました」みたいな内容で
なぜかなぜか自分の赤ちゃんの頃の写真を同封しました。

お相手は…

漫画家の楳図かずおさんです。

小さい頃「恐怖」という漫画を読んで衝撃を受けました。
確か息子の心臓を移植した男の子にクリスマスイブの日に会いに行き、
その男の子の胸にずぶっと手を入れて心臓をぬきとる・・・というシーン。
ショッキングな展開と 「愛」が一線を越えると「異常」に発展する事を初めて知ったと言う訳です。

何かに固執する顔が 最高に醜くもあり 最高に美しくもあり 最高に複雑でもあり(単純に美人や笑顔より ひどく固執している顔の方が 絵として線が多いと感じた)。

狂ってるもののエネルギーに魅せられるのは
ここから来ているのかも知れません。

ちなみに私が見た今まで2番目に恐かった悪夢は、、、、

噴水のある緑の芝生に白い日傘を持った 白いワンピース姿の母(架空)が立っている。
自分は姉妹(もちろん架空)で 母親と同じ白いワンピースを着て その周りをかけまわっている。
そこになぜか、目黒祐樹さん扮する父親がやってくる。
母と私たち姉妹は恐怖におののいて 逃げ惑う。
そしてある古い建物の階段を駆け上がり、屋根裏に逃げ込んだ。
肩を震わせながら隠れていたら
父が 階段を上がって来る音が。

そしてこう言うのだ。

「どうして、逃げるんだい。パパは こんなにお前たちを愛しているのに」

と指差した方向を見て私は息をのむ。
そこには、自分と姉とをいじめていた 同級生の子供たちが素っ裸にされて
傷だらけで、1列に立たされている。みな一様に震えながら。

ああこれなのだ。

なぜ、父はわからないのか。

その異常なまでの愛に
母も姉も私も おびえているのに。
あなたのその まっすぐな愛こそが
恐ろしくて 仕方がないのに。

と・・・・・顔をくしゃくしゃにしてた。

これ、夢ですよ。
そんな悪夢を見たことがあります。
それはたぶん
楳図さんの漫画を読んでいたからに違いない。

ああ、いやだいやだ。

そして、話しは楳図さんにもどします。

それから15年ちかく経ったころでしょうか。

NHKの社員だったころ
番組のゲストに楳図さんが来られたのです。

私はその番組の担当ディレクターではなかったので
隅でおとなしくしてると
楳図さんが聞くのです。
「あなたは どんな漫画を読むの?」

もちろん、私はファンレターの事は言えませんでしたが
いろんな楳図さんの作品と近藤ようこさんと諸星大二郎さんと藤子・F・不二雄さんと手塚治虫さんと石井隆さんの漫画を言いました。

すると。
さらさらと漫画を描いてサインをくれました。

昔、の願いが15年経って
叶ったと言うわけです。

どうしてこんなことを思い出したかというと
先日、世界的なアーティスト エドツワキさんの個展を見に行ってきました。
場所は FOIL ギャラリー。ここは、私がたまに行く 雑貨店「マルクト」さんやチェコ雑貨店が
入ってる古いビルの中にあります。
エドさんの作品は、墨の濃淡と 金(GOLDです。マネーじゃなく。金色)の美しさ と 女 
について 深く感じさせられました。とても刺激的で素敵な個展だったのです。

そしてそして、その個展で バレエダンサーの首藤康之さんにお会いしたのです。
あまりのことに信じられなくて
何も言えませんでしたが
実は 2003日本公演 演出・振付:マシュー・ボーン
   渋谷Bunkamuraオーチャードホール
   「白鳥の湖」。首藤康之さんも出演されていました。
   この公演は 私が会社を辞めるという大きな分岐点に位置した作品です。
   今までの白鳥の湖とは全く違う解釈で演出されていました。
   力強い作品と言うのは こうまで 人の何かを変化させてしまうものですね。 

   そんな方にお会いできたこと、本当に感動しました。ありがとうございます。
   なんせ、他のみんなに「すごい汗かいてますよ」と言われてしまった程です。
   そうなんです。それぐらい びっくり&感動していました。

そんな感じで、いつか 好きな方にお会いしていけるものなのかなあと
と。

とりあえず
今日は いい夢見たいです。

※このところ、ずっと編集してるので あんまり観れてないですが
最近見た映画…「toilet」
       「死刑台のエレベーター」
       「nude」

瀬々監督の「ヘヴンズストーリー」と阪本監督の「行きずりの街」見にいかなきゃ。
 
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by yukikomishimafilm | 2010-11-01 00:44 | 三島の関心空間