映画を作っています。監督・三島有紀子の公式ブログです。ここから、しなやかな、楽しい、いろんな広がりが見えてくるといいな、と、思っております。


by yukikomishimafilm
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必死のパッチ。

仲間でもなかった、恋愛もなかった、友達でもなかった。
人生の生活圏外に位置しているのに
明らかに大きく影響を受けた人、というのが存在する。

高校の体育祭で縦割りの応援団を結成した。
パフォーマンスも素晴らしく出来た気がしたし
必死で練習もしたので、当然優勝すると疑っていなかったのに選ばれなかった。

今から考えたらどんな基準で点数がつけられたのかよくわからなかったけど、
15歳だった私は、単純だったので不意打ちの敗北にくやし涙がこぼれた。

そしたら、その姿にある先輩が大笑いした。
「だってあんなに頑張ったのに」。
「頑張ったからって報われる訳とちゃうやん」笑い続ける。
へ?と、涙が止まったのを覚えてる。
「努力が報われんなんて、そんなこといっぱいあるやん」。

それから、その人への興味が湧いて観察した。
どうも、その人は新聞配達をしながらうちの高校に通い
バレー部のキャプテンをしていたのだ。
ある日、中庭で会った時「どうや」と声をかけられ、
なぜか本当になぜか進路の話しになった。
その人は、国公立の大学行く、と答え、
当時の私は無神経に「滑り止めの私立は?」と尋ねたら
「あほか。国公立行くか高卒になるか。どっちかや。
私立はないから。俺、必死のパッチやで」と言った。

そのとき、ああ、こういう人だからああいう考えがこの年で湧いたんだ、とすべてがつながって私の中ですとんと落ちた。
必死のパッチという言葉がすごく重く響いたのもこの時である。

このときの先輩がいて、わたしは、
「できるかもしれない、できないかもしれない。それでも、必死でやってみる」
という考え方になったように思う。
だから、安易に「信じれば叶う」とか「やったらできる」とは思わなくなった。
あるのは、
「やらないとできない」という真実だけ。
必死のパッチでやる。でないと何も始まらない。
それだけのことだと教えてくれたのは、私の人生の圏外にいる、好きでもなかった、
一瞬あの夏ともに応援団をやっただけのあの先輩だったことを鮮明に思い出した。
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by yukikomishimafilm | 2014-05-13 09:26 | 三島の関心空間

最近の文化部活動♪

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映画
『アデル、ブルーは熱い色』
『ある過去の行方』
『バチカンで逢いましょう』
『チョコレートドーナツ』
『八月の家族たち』

『しらゆき姫殺人事件』
『土竜の唄』
『四十九日のレシピ』
『そして父になる』
『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』
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by yukikomishimafilm | 2014-05-11 09:47 | 三島の関心空間
北海道の自然や「人」と出会って、
いろんなことを教えてもらいました。

そこには、光と風と水と土と木があって
私にいつも大切なものを気づかせてくれます。

今回の作品「ぶどうのなみだ」では、
「土」をテーマに、「触れる」手触りを大切に作品づくりをしました。

その「ぶどうのなみだ」の公開日が決まりましたので
ご報告します!
北海道先行 10月4日
全国公開 10月11日

ホームページはこちらです。
ここ。(←クリック)


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by yukikomishimafilm | 2014-05-01 11:45 | お知らせ♪