是非見てください。2012.2.29
2012年 02月 29日

「めぐりあう時間たち」
「愛を読む人」。
スティーブン・ダルドリー監督はどの作品でも俳優の素晴らしい演技を引き出していると思う。
彼の作品はどれも好きな作品だ。
特に「めぐりあう時間たち」は編集も構成も素晴らしく、
自分が「よし」としている部分に鮮やかに滑り込んできたので
何度も見直しているくらい好きな作品。
リトルダンサーのミュージカル版「Billy Elliot」は
ロンドンのウエストエンドで上演されているので
いつか必ず見に行きたいです。
そして、
最新作の
「ものすごくうるさくて ありえないほど近い」
見た。
完璧だ。
と。
完璧、と思ってしまった。
エンドロールが終っても、しばらく立ち上がりたくなかった映画は久しぶり。
シネコンなんで映画館のトイレに駆け込んで天井見上げてしまったよ。
喪失感の中で息苦しく身につまされる。それでもこんなにも世の中は生きる価値がある。
人間が、こんな希望を感じさせる生き物であってほしいと心から思う。
911をアメリカ人ではなくイギリス人の監督が描いたのもよかったのではないかと思う。
もちろんスティーブンダルドリーの力量があるからだろうけど。
脚本も素晴らし過ぎて。撮影も照明もいいですし、音楽もちょっとあざといけどいいです。
でもそんなことより、この映画が目指した場所、が素晴らしいと思うんです。
すべての五感で多くの人が国中がはっきりと味わってしまった喪失感。
この映画で長く描かれるのは、911から1年経ったNY。
これは今の日本の喪失感にかなり近いような気がします。
この映画は私たちのための映画です。
とも思えます。
是非、こういう映画を、こういう映画こそ、一人でも多くの方にみていただきたいです。
最後に、ダルドリー監督のメッセージを
転載します。
“この映画を作りながら思ったことは、私たちは失ったものを完全に忘れて乗り越えることはできないということ。
いかにその喪失の感覚を受け止め、喪失感と共にどのように生きていくかを学ぶことが大切なのだと思います。” -スティーブン・ダルドリー
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by yukikomishimafilm
| 2012-02-29 23:56
| 三島の関心空間

