映画『繕い裁つ人』クランクインそしてクランクアップ♪怒濤の日々。
2014年 03月 19日

今は亡き父親の持っていたスーツは、
数がとても限られていました。
冬物○着、夏物○着、合もの○着、喪服用スーツそしてタキシード。
といった具合です。
そのすべてを神戸のテーラーさんに誂えてもらっていました。
つるしの服はしっくりこないと言いながら
すべてオーダーメイド。その代わり数はありません。
そして、結婚の時に作ったタキシードを死ぬまで
着ていました。
父の、生地や職人さんに対する敬意は大層なもので
私は小さい頃から縫い目やボタンホール、こまごまとした部分を見せられていました。
そんな職人の仕事が盛り込まれた服を
「いい仕事をしていらっしゃる」と誇らしげに着ていたのを覚えています。
ですから、私にも
「良い服を四着持っていれば
どこに出ても恥ずかしくない」と
口癖のように語っていました。
そんな中で、いつか仕立て屋の映画を作りたい
と自分でいろんなオリジナルストーリーを
描いていました。
そんなとき、池辺葵さんが描かれた「繕い裁つ人」という漫画に出会いました。
2010年春、主人公である市江のミシンを踏む横顔が頭から離れませんでした。潔く静謐で清らか。
その人のためだけに一生添い遂げられる服をひと針ひと針大切に作る。
服には作り手の想いが込められていく。
私は、市江の生き様に強烈に寄り添いたくなったのです。
その映画がおかげさまで
2014年
3月1日にクランクインして
3月16日にクランクアップしました。
神戸、川西の皆さん、そしてスタッフキャストとともにひたすら走りきりました。
本当に本当にありがとうございました!
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by yukikomishimafilm
| 2014-03-19 19:39
| 三島の幸せ(もの・こと・ひと)

