-
[ 2017-11 -28 01:02 ]
2017年 11月 28日 ( 1 )
『幼な子われらに生まれ』が
山路ふみ子映画賞の作品賞と田中麗奈さんが女優賞をいただけました。
この賞を麗奈さんと共に分かち合えたことが、 ほんとに嬉しく思いました。
麗奈さんと目があって泣きそうになりそうなのをぐっとこらえて挨拶させていただきました。
スタッフ、キャスト、関わってくださったみなさま、おめでとうございます。
生きてたら、いいことも、あるんですね。
「重みと歴史のある賞をいただけてほんとに感謝しております。
お金も集まらず配給も決まらないという難産でしたが、絶対にこの映画を生むんだという思いでやってきました。
脚本を書いてくださった荒井晴彦さん、一緒に芝居を作ってくれた全キャストと最後まで寄り添ってくれたスタッフのおかげです。ありがとうございます。
何より(キャストの)田中麗奈さんと一緒に、ここに立てたことがうれしいです。
奈苗という役は本当に難しくて現場で無理難題を麗奈さんに出すこともあり、苦しみながら一緒に作りましたから。
それから、個人的に思うのは…。この映画の中に「悲しみの果て」という歌が出てきます。
♪悲しみの果てに何があるか俺は知らない。悲しみの果てに、素晴らしい日々を送っていこうぜ。と歌います。なかなか、素晴らしい日々が来ると信じられませんが、そんな日も来るのかもしれないと信じさせてくれる日になりました。
この賞を糧にこれからも人間を深く掘り下げて、どんな状況でも発信していける表現者でありたいなと思います。本当にありがとうございます。」
*写真は、贈呈式後の楽屋にて
