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映画を作っています。監督・三島有紀子のブログです。ここから、しなやかな、楽しい、いろんな広がりが見えてくるといいな、と、思っております。


by yukikomishimafilm
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トロントでお話ししたことが記事になっておりました。
もしよろしかったら、もしよろしかったら、ご覧ください。↑上をクリック

インタビュー記事が上がっていました。_f0189447_17233581.jpg




# by yukikomishimafilm | 2018-02-18 17:24 | *ありがたいできごと

いつも素敵なインタビュー記事を掲載してくださっている
大人の連載マガジン「 F I L T 」
〝うつしだすこと〟
新しい号が掲載されました。
この連載も長く続いていて、
もはやNo.18です。

視点が面白くかつ人間への興味が深く、文章は客観的で切れ味がある、そんなインタビュー記事を書いてくださるライター中村さんと
素敵な写真を撮ってくださるカメラマンの伊東さん、
プロデューサーの野田さん、ありがとうございます。
しかも、このときは尊敬していて友人でいてくださるスタイリストの谷崎アヤさんが
「お祝いに」とスタイリングしてくれました。
このページを作っていただいていること、ほんとに感謝しています。

是非、ゆるやかな気分で
ゆるりと読んでみてください。




大人のウェブマガジン FILT 「うつしだすこと」No.18 最新号です。_f0189447_20214632.jpg

# by yukikomishimafilm | 2018-02-01 20:24 | *ありがたいできごと

地道に精進します。

地道に精進します。_f0189447_12321521.jpg

新しい年がやってきましたら、
不意にとても美しく力強いお花が
届きました。

真っ白な薔薇、
どこまでものびた柔らかい緑が、まぶしいです。

「中谷美紀さまからです」

と聞いた時、嬉しくて息をのみ、あらためて、心を引き締めた三島です。

ありがとうございます。
中谷美紀さんは映画『繕い裁つ人』を一緒に作り上げました、まさに
戦友です。
私自身中谷さんからいろんなことを学ばせていただきました。
ありがとうございます。
そして、また、作品を生み出せるよう
地道に、精進してまいります。


*中谷美紀さんご出演の舞台『黒蜥蜴』(脚本・三島由紀夫 演出・デヴイッド・ルヴォー)は、
美しくおかしみもあり、せつなく、エンタメでありアートで至福の舞台でした。
中谷さんの黒蜥蜴、圧巻です。
地道に精進します。_f0189447_12395574.jpg




# by yukikomishimafilm | 2018-01-21 12:41 | *ありがたいできごと

あなたが必要です。

あと何度生まれ変わったらいい監督になれるんだろう、

そんなことを考えては、いつも自分の未熟さが恥ずかしくなります。

でも、結局映画を観たり、芝居を見たり、本を読んだりして過ごし、

作りたい映画の企画書や脚本を書くのです。

あなたに会いにいくのです。

だからこそ、あなたとご一緒に作品を作れていること、あなたに観てもらえていること、

を心から有り難く思います。

本当にありがとうございます。


これからも自分を信じずに、いや、さらに自分を信じずに、ただ、自分の中に生まれる葛藤には忠実に、作りたいなと。


これから、どんな時代になるかわからないなあとよく思うのです。

でも、先人の皆様が、何かしら突破口を見つけてきたように、

自分もどこかに突破口を見つけて、発信していける表現者でありたいなと思います。


映画の存在には、自分の存在にも、あなたが必要です。


今年も、どうぞよろしくお願いします。


     三島有紀子


あなたが必要です。_f0189447_08254697.jpeg


# by yukikomishimafilm | 2018-01-08 10:49 | *ありがたいできごと

夜遅くに

インターホンがなり「宅急便です」と声が聞こえた。
え?こんな時間に?何かの勧誘かなにかだろうか。
ドア越しにおそるおそる
「…なかみはなんですか?」
「んー、お花のようです」
お花?お花。身に覚えがない。
「だ、だれからですか?」

と声を潜めて訊ねた。
「えーと、し、、しげ、、重松、、、清?、、、重松清さんからです」
慌ててドアを開けた。
「すみません、ありがとうございます。受け取ります!」


重松清さんから、お祝いのお花が届きました。
ありがとうございます。


映画『幼な子われらに生まれ』は、重松さんが1996年に書かれた小説が原作で、

脚本家の荒井晴彦さんが脚本を書いてくださいました。

重松さんが、21年前にこの作品を産んでくださらなければ

この映画も生まれていません。

ある特定の家族のお話ですが、今では、この家族が抱えることは、

今の日本で「父」「父性」「家族」を考える上で普遍的なものになるのではないか、と思いました。

離婚率や再婚率も増え、血のつながりの前に「自己」と「他者」の認識、そしてその「自己」と「他者」のつながりをどうしていくのか、見直す時期が来ていると感じたからです。

それぞれのキャラクターもとても魅力的な作品でした。

何より興味深かったのが、主人公がいろんな出来事や異質な人間=他者と出会うことで、

自らの本質が剥き出しにされていくことです。結局、生きていくというのはこういうことなんだと気づかせてくれました。

だから、どうしても映画にしたいと思いました。


映画が完成した試写後、重松清さんと顔を合わせたいような合わせたくないような…鼓動が高鳴りました。

が、重松さんの方からやってきてくださり、

「作品が喜んでます。ありがとう」と手を握ってくださったことが

どれだけ幸せでありがたかったことかしれません。

去られてから、なんだか、体中の力が抜けました。ホッとして、「よかった」と口元が緩んでいたと思います。


お花は、とても素敵な色の大輪でした。

このお花には、大きなものがこめられています。

ここからまた、いろいろがんばらないとあきませんね。


本当にありがとうございます。



とても素敵な贈り物をいただきました。_f0189447_12240399.jpg

# by yukikomishimafilm | 2017-11-30 12:37 | *ありがたいできごと