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映画を作っています。監督・三島有紀子のブログです。ここから、しなやかな、楽しい、いろんな広がりが見えてくるといいな、と、思っております。


by yukikomishimafilm
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妄想・・・


ある公園の長いベンチに座っている。
私はカズオイシグロの本を読んでいる。


妄想・・・_f0189447_1227175.jpg



すると、少し離れた隣からくっくっくっと笑い声が聞こえる。

見るとジャック・ニコルソンだ。

私はびっくり。

そして彼は自分の持っている本を指差すのだ。

それは私が読んでいた本と全く同じ本。

私も笑い出す。

読んでいたところまでの会話。
同じ所を読んでいることがわかる。・・・・いつまでも二人笑う。

てな妄想を今日はしました。笑。バカですね〜。

ああ、全然関係ないけど
背景 美術 つくりこみ系の映画創りたいです。

ああ、芝居をきちんと撮りたいです。

「お前が頑張れよ」
てな天の声がいま聞こえたので 笑
はい、がんばりまーす。
# by yukikomishimafilm | 2009-01-26 01:18

2008 mishima!

今年は、
年初めから長編アートアニメーション映画の脚本を書かせてもらい
漫画原作の映画の脚本を書かせてもらい
    
自分で監督したいオリジナルの映画脚本を書き、
サンダンス国際映像作家賞に出して優秀作品に選ばれ、
    
フジテレビ「Beポンキッキ」では
「いじいじくん」
というアニメーションがやりたい!!と言えば
プロデューサーにおもしろがっていただき 
企画・演出・脚本をやらせてもらったり、
    
10年前からずっと監督したかった原作の脚本を書き、
原作者と出版社の方のオッケーをもらえて進めています。

そして、
90分のローバジェットの映画
「刺青〜匂ひ月のごとく」(原作・谷崎潤一郎)を監督しました。
(2009公開・・・の予定です)

これ、すべて、周りのご縁で生まれたものです。

「こんな子いるよ」と推薦してくれたり、紹介してくれた方々
本を薦めてくれた人
本屋を待ち合わせにしてくれた人にいたるまで。笑。
サンダンスも、ある人に脚本読んでもらったら
「出してみたら?」と言ってもらったのでした。  
もちろん電源を気持ちよく貸してくれた喫茶店「ウーハ」のマスターも。

縁・・・ですね。

自分が何かをやりたいと思った時
相談したり、話したりできる人がいるということ、
そして一緒に喜んでくれたり一緒に
残念に思ってくれたりしてくれる人がいることも
本当に幸せな事だとあらためて身にしみた1年でした。

こんだけ生きて来たら、
自分が世界でぽつねんとたった一人・・・みたいな事思う時ってありません?笑。
そんな時もありましたもんね。

今は、こんな私と
関わってくれたあらゆるスタッフと役者の皆様に心から感謝しています。


来年も
お互いに「リスペクト」でき「共有」できるみなさまと
作品を作っていけたら幸せです。


来年は

日本テレビ「妄想姉妹」の監督させていただき
(放送は1月17日 スタート!!)
・ある原作の映画脚本をせっせと書き、
・オリジナル脚本のショートフィルムを監督する。
・今年書いた脚本の稿を重ねて撮影準備して監督する。
   

こんな感じでじわっと広げていけたらなあと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

2008 mishima!_f0189447_15421745.jpg

※写真は、
一緒に作品を作った美術装飾の素敵なトリッペンガール井上静香さんに
もらったダンサー人形と青空!!

2009はこんな感じで!!笑。

三島公式サイト yukikomishimafilm.com/
# by yukikomishimafilm | 2009-01-02 15:44 | 三島の幸せ(もの・こと・ひと)
久しぶりに芝居を見れた。

シアタートップスでやっている「月夜の告白」
作・演出は 水谷龍二さん。
(自分で芝居を公演した時、見に来てくださって
打ち上げまで参加してくださいました)

出演は 竹内都子さんと 菅原大吉さん

お二人のお芝居に うなりながら、笑えて 泣けた。

お二人はご夫婦で 二度目の公演です。一度目の「満月」もとてもいい芝居でした。

明日で楽日ですが もしお時間有れば是非!!

役者の芝居が好きな方にはたまらない1本となると思います。

しかし・・・その後 師匠と某東映のプロデューサーお二人と飲んでしまい
またもや よっぱらいの三島です。

次の仕事の準備しよう。

そう、誠心誠意。ね。

そう言えば近藤ようこさんの漫画に「雪夜の告白」という作品があります。

こちらもいい作品です。


三島公式サイト yukikomishimafilm.com/
# by yukikomishimafilm | 2008-12-23 03:25 | 三島の関心空間

奴(ヤツ)。

明日はMAだ。

そして今日は友人の命日だ。
昨年の今日、 バイク事故で亡くなった。

奴は、10年来の仲間で、音響効果や音楽プロデュースをやっていた。

奴は、「あしたのジョー」が大好きで、昔ボクシングをやっていた。
その後ミュージシャンから今の仕事について、自分で会社を立ち上げたパワフルな男だった。

奴は、見た目が少しイチローと萩原聖人に似ていて、女にだらしなく
毎回連れている女が違っていた。
結婚もして子供もいるし、私は「どうしようもないね」と一度言ったが、
奴は笑っていた。

奴は、いつもバイクでスタジオにギリギリに現れた。

奴は、音のセンスがよく、何よりいつも「こんなのどう?」と戦いに挑んで来た。
私は「いいんじゃない」と笑うか
「それよりこんな感じでは?」のどちらかだった。
そこから、いろんな話が生まれた。何にどう思っているのか。とらえ方の話。

とにかく、奴といる時間、
打ち合わせだろうが、
音を選ぶ作業だろうが、
仕上げだろうが、
なんだっていつも楽しかった。

何かを作りたいと思ったらまず最初に奴に電話をかけた。
「こんなのがしたい」と言うとすぐさま「じゃ、こうしよう」という話になり、
やるかやらないかなんて話には一切ならなかった。
すでにもうどうしようかとなり、そんな話しかした覚えがない。
「お金はないよ」と言う。
「いいよ。おもしろそうだもん」と返って来た。

音の感覚は言葉だけでは理解し合えないことが多い。
奴とは、すぐさま話が通じ合えた。

 私は、いろんな行程の中で、MA(音の仕上げ)作業が一番好きだと言っていた。
それは一番最後の作業でそれが終わると完成だからだと思っていた。

が、奴を失って、わかったこと。

一番好きだった理由は、『奴との作業だったから』、なのだ。

昨年、死を聞かされた電話を切った後、初めてこんな言葉が出た。
「バッカジャナイノ」。
バッカジャナイノ。バッカジャナイノ。バッカジャナイノ。
何度も出てくる。
やりきれないよ。バカヤロウ。

奴は、最後の1年、過労で倒れ、田舎で嫁さんとこどもと
向き合って暮らした。

回復して復活かと言う時のことだった。

まだ受け入れられないけど、とにかくさ、嫁さんとこども、見守ってやれよ。

いま、奴を失ったことの大きさを感じている。
でも、奴と出会った事の大きさも感じている。

    thanks  奴。

三島公式サイト yukikomishimafilm.com/
# by yukikomishimafilm | 2008-12-19 15:28 | 三島の幸せ(もの・こと・ひと)

sombody up there likes me

sombody up there likes me .

これは、敬愛するロバート・ワイズ監督の映画「傷だらけの栄光」の原題です。

ポールニューマンがまだ若かりし頃の代表作。 (←クリック)

ロッキーグラチアーノという実在したボクサーの物語です。
(スターローンの「ロッキー」はこのボクサーに憧れていると言う設定です。
漫画「あしたのジョー」のベースになっているとも言われています)
NYの貧民街に生まれ、末は刑務所行きと言われ たハチャメチャな男が 
金のために始めたボクシングで
人生が真っ当に 回りはじめる。

映画の冒頭とラストシーンに
この原題の 歌詞 
「天の誰かが僕を好いてくれている」が歌われます。

そして主人公も叫ぶのです。

天の誰かが僕を好いてくれているんだ!!

私は、この映画を見た時から この台詞がとても大好きです。

天の誰かが僕を好いてくれている

いい言葉だな。


そして、主人公が結婚を決める時の台詞のやり取り
絵のサイズ、全て好きです。

役所の建物の前のベンチに二人が座っている。
「やっぱり君の言う通り俺なんかダメだと思うんだ」
と 結婚したいのに 男がずっとクダグタ言い始める。

と、女のよりになって
女が毅然と「結婚しない理由がひとつだけあるわ、愛していないと言って」

男のよりになって
男「結婚しよう」

ものすごいひきの絵(役所の建物全体が見える)になって 
役所の建物の前の階段を二人が
駆け上がる。
そしてキスする二人が小さく見える。

完璧なシーンです。と、私は思います。

もうひとつ、好きなのが 
試合に勝って
ニューヨークの町中でパレードが繰り広げられるラストシーンで
奥さんに言うんです。
「この時をしっかり味わうんだ。やがていつかチャンピオンを降りる日が来る。だから精一杯味わっとけよ」

素敵です。
 
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# by yukikomishimafilm | 2008-12-19 01:24 | 三島の関心空間